お前は悪い 悪い悪い悪い それは自分の事を言う

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他人の過ちを見つけるのは簡単だが自分の過ちを見つけるのは難しい 【ブッダ】


自分のことなのに認められない。シェノンです。


今日も元気に趣味に走るぜぇ(沈
そうそう、今日、学校の帰りで自転車に乗っていたらですね、
ワイシャツの胸ポケットに何か飛び込んで来たんですよ。
カナブンでした。
下向いたら、ポケットの中でもがいてるのが見えてスプライトです。
いえ、間違えました。サプライズです。
てか使い方合ってるの? って感じだけど。
流石に長居されても困るので、早々にお帰り願いました。
そう言えば去年は蝉に何度も体当たり喰らったんだっけか。虫だらけな夏ですね。
ああ、夏ですね。自覚しました(遅



後半は小説です。
見直しはしてないんで、少しの勇気と多大なる蛮勇で見送ります。

                         シニカル・シンドローム

 2-1 眠り時の一触【ネムリドキノイッショク】

 俺が久慈眠梨(くじ ねむり)と言う人間をどう思っているのかと聞かれると、案外それに答えるのは難しい。
 難しいというのは、彼女は俺にとってのクラスメイトであり、ちょっと話したことがあるぐらいの仲であり、他の何でもなかったからだ。どう思っているも何も、それがどんな意味を持つのかも分からないわけで、そもそも何でそんな事を聞かれないとならないのか、となるわけである。
 それでも彼女について俺から抜粋するべきことがあるとすれば、それは彼女の並々ならぬ物好きである、という事柄だろうか。
 私立海笠高等学校。
 俺が、ただ家に近いという事ともう一つの理由で何となく決めた学び舎の名前だ。一学年に五クラスと他校と比べて生徒が少なく、その分生徒にかかる負担は多いと来た理不尽さをちょうどいい感じに滲み出している学校であるのだが、もちろんそれには理由があり、少数精鋭と言う言葉を未だに信じている校長の趣向と思考の矛先で生まれた、という面白くもないオチだった。勘弁してくれ。
 しかしその趣向が功を制したのか、初校から十二年という歴史の浅さで有名校への進学率がこの辺りでダントツトップなのはもちろん、全国的に見てもかなりのものとなった。その話題性からぞろぞろと進学希望者が現れ、あっという間に人気校となってしまったのだ。俺も在校の身なので滅多なことは言えないが、こんな閉鎖的な学校に倍率約二十倍の狭き門を通って、その上決して安くはない金を出して入りたがる輩がいるとはーって感じだ。いや在校生なのだが。
 まぁ、表向きで有名な話はここまでにしよう。俺としてはそんな事は二の次である。
 もちろん、その倍率の高さに当時の俺は血反吐を吐く思いで努力はした。だがしかし心の奥底では諦めていたし、人生、苦労するべきところは当然苦労するべきである。
 けれどだからと言って、それは進学のためだけではない。切実なる理由がそこには込められている。
 まぁここで『一目惚れをした彼女がそこの試験を受けると聞いたから』とかそんな理由だったのであれば、陳腐ながらもラブロマンス溢れるボーイミーツガールを堪能出来たかもしれないが、当然そういうことではないし、そうだったかもしれないにしても、どうせその娘は落ちてしまっただろう。
 話が路線からずれてしまった、戻そう。
 つまりこんな学校に在学しているだけで、その人間はマジメか物好きかの二つに分けられるのだ。
 当時の久慈がどんな理由と目的を持ってこの学校へ入学したのかは知らないが、二年生となった現時点の彼女を見る限りは、明らかに後者だった。
 もちろん、それだけのことで流石にクラスメイトを物好き呼ばわりはしない。
 つーか出来ない。それでは俺まで物好きだ。
「とか何とか言って、みーちゃんも実際物好きじゃん。私一人だけ物好き呼ばわりは卑怯だよ」
 ずるずるずる。
『イカ墨とキュウリのスパゲッティー・オリーブ海風味』とか言う黒いパスタを食べながら、久慈が上目を使って聞いてきた。
 俺としては、その真っ黒クロスケを材料に使ったような料理を食べておいて、美味しいのか不味いのかを言わない方が卑怯だと思う。見ててトンデモねぇと言えるぞ、それ。
「え、コレ? うーん、うん美味しいよ」
「ちょっと考えたな」
 俺は穴子の寿司を口へ放り込みながら、テーブルへ少し飛んだ黒いシミをチラ見。
 うん、頼むにしても勇気がいるな。
「まぁこういうのは見た目で拒絶しちゃう人もいるよね。食べた後とか口真っ黒だし」
 そんな事を言う口でどんどん食べ進める久慈。
「見た目で拒絶……ねぇ」
 俺らのこの現状を客観的に見たとき、正しくその言葉を使えるのではないだろか。
 生徒であるからには此処、大食堂を活用するのは間違ったことではないし、食堂のおばちゃんにどんな注文をしようとメニューに載っている以上問題は無いが、如何せん、その量が半端ない。
 俺らが今使っている横に伸びた長方形のテーブルは、元々六人で使用する代物なのだが、周りは何処も満員御礼な状態なのに、俺ら以外に此処を使う者はいない。
 というか使えない。
 このテーブル上に俺らが頼んだ料理の数々が隙間無く並んでいるから。
 それでは順におばちゃんたちの努力の賜物を紹介しよう。
 右から、『鴨ロースの赤ワインソースがけ』『青じそとワカメのサラダ』『穴子の寿司』『伊勢海老のブイヤベース』『かぼちゃのニョッキとソーセージトマトクリームソース』『クルミバターロール』『エスカルゴのガーリックバター焼き』『イカ墨とキュウリのスパゲッティー・オリーブ海風味』『シチリア風ライスコロッケ』あとはデザートに『バニラアイスのブルーベリーソース添え』と各自フリードリンクで取ったソフトドリンク。
 ……疲れた。
 ここまで聞いたら分かるだろうが、海笠高校はお金が掛かる代わりに施設としては十分すぎるほどに充実しているのである。特にこの大食堂はなんと、全てのメニューが無料という高校じゃなくてもトンデモナイスタイルを貫いている。
「つーかすげぇよな、何処のレストランだよ」
「えへへ、でもここの料理全部好き。どれも美味しいもんね」
 ジンジャーエールをストローで飲みながら久慈が幸せそうに笑う。
「まぁ、それは同感だな」
 俺が此処へ入学した理由とはつまりそういうこと。
 俺も久慈も、相当な大食漢なのだ。


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