自分とは何か 孤独の中でそれを問い 戒める者なり

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人は自分自身によって、すばらしいものに造られもすれば、破壊されもする【ジェームズ アレン】



クラッククラッククラッククラッククラック、リカバリー。シェノンです。



今日、「君と僕が壊した世界」を買いました。
最初ラノベ新刊コーナーで見つからなくて、オタオタしてたんですが、
端末で調べてみると養育ノベル新刊コーナーにあったわけです。
そういえば西尾維新って厳密にラノベ作家といえるか微妙だったんですねぇ(笑)
僕としてはどちらにしても面白さに変わりはないんですが、まぁ、どっちでもいいや^q^
しかし養成……ねぇ。どのように養成されるというのか、全然分かりませんが。
あ、内容は今までで一番メンドーです。わっかんねぇよwww


さてさて、絵です。
auei.jpg
十七夜月って名前は実在のものなので、あまりネタに使うのは好ましくないのですが、
うーん、まぁ、大丈夫なのかな。うん。


後半は小説の続きです。
最初はほとんどキャラ見せのようなものですね、大体。
 2-2 眠り怒気の一食【ネムリドキノイッショク】

 大食漢同士仲がいい、というより二人で一つのテーブルを使わないと周りに迷惑をかけるわけで、だから俺らはこういう風に向かい合いながら食事をすることが多い、というだけの話だった。
 しかし、俺も周囲の目というのは少なからず気になるわけで、例え俺と関係も繋がりもない群集でも今のこういう光景を見られるというのは気分の良いものではない。自分でも、それなりに自覚はあるため、制限はしている。さっき言ったメニューの内、俺が注文したのは四品だけなのだし。
 それに比べて、だ。
「はむ……ふむふむ。……ん? 何?」
「……いや、何でも」
 この女はそんな羞恥心の欠片もねぇ。
 ここまで美味しそうに次から次へと平らげていくのを見ると、むしろ清々しくなっていくのだが、さて、抑制も出来ず欲制もせず好きな物を好きな時に食べている久慈を俺は羨ましいと思っているのかいないのか。
 当然思っているとも。
 一度キャラ付けされた人間。この場合は俺と久慈なのだが、久慈は真性の大喰らいとしてのキャラで周りから認識されてしまっている。俺はというと「良く食うなぁ」と言われるぐらいで収まっているわけなのだが、この違いは意外にも大きい。まぁ、他愛も無い他愛事だが。
「やれやれ」
 好きなことを好きな時に出来ないというのは、ストレスに成り得る事象だ。
 俺はライスコロッケに箸を伸ばしつつ、溜め息を吐いた。
「あ、みーちゃん、溜め息なんか吐いてるとシワ寄せが逃げるよ」
「……」
 奇怪な言葉だった。
 幸せ、だろうか。
 ところで、久慈が俺のことをみーちゃんと呼ぶのはどうしてか。そのことを聞かれると何とも答えるのに躊躇いを感じるものの、ズバリ言えば久慈と初めて会ったとき、彼女が俺のことを「みべ」と勘違いして言ったからである。まぁ確かに巫部を「かんなぎ」と一発で読めたのは、十七夜月ただ一人ではあるものの、呼び名が『みーちゃん』になるまで勘違いした人間も久慈ただ一人だけだった。
 何処か抜けているのかもしれない。
「幸せなんて言葉は運命の出会いよりも信じてない」
 俺は実際思っていることを口にして、コーラを流し込んだ。
 幸せ、ねぇ……。
 下らないとは言わないものの、幸せ不幸せって何かうそ臭く感じてしまう。希望絶望ならまだ分かるのだが……。
 先にしか宿らない感情はいい、今を意識しなくて済む。
「ふぅん、ま、みーちゃんらしいね」
「何が俺らしいのかは分からないけど、そういうこと」
 さて、と。
 俺はジーンズのポケットからある物を取り出す。小さな紙の切れ端だ。ボールペンで文字が書かれているだが、ワープロで書いたような潔癖なまでに精確な文字に眩暈を覚える。まぁ、これだけで誰が俺の靴にこんな物を入れたのか分かるが、いちよ内容を描写するならこうなる。
『ああ、君をこのような方法で呼び出すとなると心苦しいことこの上ないが、それでも君は来てくれるだろう。そんな君を信頼して僕はお願いしたい。学校の授業が全て終了したら、ぜひとも事務所に出向いてほしい。by十七夜月滴』
 何処まで本気で言っているのか分からない、無駄でしかない文字の羅列に、少なからず俺は別の種類の尊敬を隠せずにいられない。だってこの小さな紙切れに、ここまでの文字数を書き記してるんだぜ? しかもデジタルそのもののような文字で、だ。
「無駄に労力使ってるよな、アイツ……」
 むしろ阿呆だ。
「うん? 何々、ちょっと見せて味噌」
 静止する言葉も間に合わず、テーブルの向こう側から伸びてきた久慈の手によって十七夜月のメモは取り上げられた。すぐさま久慈はそれを読み、一瞬難しそうな顔を浮かべてみせる。
「……十七夜月さん? 事務所? みーちゃんみーちゃん」
 そして次に、にたぁ、と意地悪そうな、何やら背筋がゾッとするような笑顔になって、
「面白そうだね、私にも一つ噛ませてよ」
 アイスのバニラを舐めて恐ろしいことを言い出した。
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